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セックス神話解体新書

セックス神話解体新書

人気ランキング : 48,095位
定価 : ¥ 630
販売元 : 筑摩書房
発売日 : 1995-09

価格 商品名 納期
¥ 630 セックス神話解体新書 通常24時間以内に発送
決定的な間違い

既に著書に書いたが(「中庸、ときどきラディカル」)、それ以前に推薦したことがあるので駄目押しで書いておく。本書の最後に出てくるジョン・マネーの、性別(ジェンダー)は後天的に変えられるという説の根拠となった「実験」は、インチキであった、ということがジョン・コラピント「ブレンダと呼ばれた少年」に克明に書いてある。
確かに面白い本であったが、これは致命傷に近い。
小谷野敦

根こそぎ。

本書は、心理学者である著者が「社会的な性別役割(ジェンダー)は生物学的な性別(セックス)にしたがって先天的に決まっているものだ」という、無言の常識として世に蔓延する考え方をことごとく斬る、というものです。その語り口はシンプルかつ軽快でありながら、あえて誰もが(自分のために)気づこうとしてこなかったようなある種タブーな部分まで根こそぎ引っこ抜いて、公衆の面前で堂々と料理してしまうような強引さと気持ちのよさがあります。話し言葉がベースになっているので、一気に読めるのではないかと思います。
従来の 男/女 という二項対立に反旗をひるがえすことを旨としつつも、やはりなお 抑圧者である男/被抑圧者である女 という二項対立の上に立たざるを得ないフェミニズムの議論に、私は正直、毎回どうしようもない自己矛盾というか出口のなさを感じざるを得ません。
それでもやはり、出口があろうとなかろうと、私はこの「何も知らずに踊らされ搾取されたまま終わらせない」というエネルギーに共感します。

まずは現状を知る事が第一歩

きちんとジェンダーの勉強などした事のない私ですが、
この本を読んで、改めてジェンダーという言葉、名称に対する自分の見識が間違ってる事をつくづく感じました。
そして、もっと勉強したくなりました。
ウーマンリブというとつい男性は男の地位を揺るがそうとする
小うるさい女どもという意識を持ったりしますが
ジェンダースタディとは、なぜ、今の人類があるのか、人類の生存の意味は何なのか
我々はどこから来てどこへ行くのか・・・そんなところまで発展するものであり、
その対象はとてもとても広大で内容も深い物です。
男尊女卑な男性もピンクの服着て愛玩OLやってる女性も是非読むべきです。
(そういう人に限って読むわけないんだけどさ)
相手を批判するには、まず相手と同じ土壌に立たなければフェアでないし
(男女ともです!)
何よりも現在の状況と成り立ちを知る事から始めなければいけません。
(発刊が少し前なので、その当時と今では解釈などが違うかもしれません。

フェミニズム入門書としてオススメ

古い本の文庫版なので内容も時代遅れな所が多々ありますが、それでも面白さは消えてない! 軽い文体なので読みやすく、フェミニズムに興味のある人なら入門編にいいかと思います。ただ、こういった本全てに言えることですが、内容の新鮮さには良い、悪いはつき物ですから(時間が経って間違いが見つかる事もありますし。)、視点を変えるためにも、フェミニズムについての他の本を読む必要も十分あります。

一見面白そうに見えるトンデモ本

 このひとの本や上野千鶴子の本には致命的な欠点があります。それは結論決め打ち、論証思い込みです。「男性はつねにやりたがっている、女性はやりたがっていない」この決め打ちがかれらの論理構成をゆがめて結論をとんでもない方向へ持っていっているのです。というより、先ほどの前提を書きたいがために本を書いている、という印象がつねにつきまといます。ほんらい、よのなかは女性と男性がなかよくして手をつないでこそうまく運営されていくものだとおもうのですが、かれらは女性と男性は対立関係にあるときめうちします。かりにどんな関係にあるとしても、当事者が満足しているのであればわたくしはそれでいいとおもうのですが、そのしあわせな関係をみとめないというかれらの姿勢にはたいへん疑問をおぼえます。
 ということで、とてもたかい評価をあたえるわけにはいきません。

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